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3D Modeling

【ガジェット情報】クリエイター必見!結果を出すためのパソコンの選び方~CPUってなに?~



剛丸興業の「剛丸」です!



グラフィックデザイナーの方や、CGデザイナーの方に、有益な情報を発信することを目標としている当サイト。


今回のコラムは、デジタルデザインをする方にとっては大切な相棒「パソコン」についてです。


i-Padやスマートフォンを駆使したデザインワークの分野も発達してきてはいますが、まだまだハードウェア、ソフトウェア共に発展途上な感が強く、本格的にクリエイターを目指すならパソコンは必須道具と言えます。



しかし、いざパソコンを買おうと思って電気屋さんに行っても・・・


「種類が豊富で何を買ったらいいかわからない・・・!」


そんなお悩みがある方もおられるかと思います。


店員さんに聞けば、おすすめはしてくれるのですが

店員さんも商売なので、必ずしもコストパフォーマンスが優れた商品を

お勧めしてくれるとは限りません。


そんな時に、自分の目で見定める知識があれば

ベストな選択・買い物ができそうですよね。


今回は、あなたが一人でパソコンのスペック表を見るだけで、ベストなPCの選択ができるよう、PCを構成する1つ1つのパーツに分けてご紹介して行こうと思います。


パソコンは、様々なパーツの組み合わせでできており、PCスペック=「各パーツの性能」なので、PC選びに悩んでいる方はぜひ参考にしてもらえればと思います。



PCの性能を決める「CPU」ってなに?


CPU:人間に例えるなら「脳みそ」といえる最重要パーツ

パソコンについて多少知識がある方なら、「CPU」の名前は聞いたことがある方も多いでしょう。


しかし、「正直、機械には弱いんだよなあ・・・汗」という方にとっては、「しーぴー…????」という方もおられると思います。


CPUは、PCの脳みそと呼ばれる「最重要パーツ」です。



CPUの役割

CPUは、コンピュータ内での動作を司る演算処理を担っています。

もっとかみ砕いて言えば

CPUが、私たち使用者がキーボードやマウスを使ってPCに下した指示を、CPUが計算し、その結果を、ディスプレイや、スピーカーなどの出力先から、私たちがわかりやすい形で外に出してくれるわけです。


つまり、CPUはPCの思考を司るPCの「頭脳」であり

CPU性能が高ければ高いほど、基本的にPCスペックは高いといえます。






良いCPU、悪いCPUの見分け方


最初に見るポイント!



CPU型番:Core i5-9400
コア数 / スレッド数 / クロック数:6コア / 6スレッド / 2.90GHz
グラフィックス:UHD Graphics 630
メモリ規格:DDR4-2666 S.O.DIMM (PC4-21300)
メモリ容量:8GB(4GB×2)


上は、とある市販PCのスペック表の一部を抜粋したものです。

CPU型番は、「Core-i5-9400」となっていますね。

これが何を意味するのかは後ほど解説するとして・・・


CPUに関して、最も大切なのは、実はその1段下

「コア数 / スレッド数 / クロック数:6コア / 6スレッド / 2.90GHz」


の部分です。


「コア数?スレッド数??クロック数???・・・なにそれ」

初めて聞いた方には、もういきなり訳のわからない専門用語に聞こえるかもしれません。

日常会話で「コア数」の話題を話すことは、ほとんどないと思うので当然です。


かみ砕いて説明します。

CPUを1つの会社だと想像してみてください。


コア:CPU内で働くスタッフのこと(コア数:スタッフの人数)


スレッド:CPU内でスタッフがこなせる仕事

(スレッド数:スタッフの仕事量)


クロック:CPU内でスタッフが行う仕事の速度

(クロック数:スタッフの仕事効率)



と例えられます。





ですから、CPU内では


【コア数が大きいほど、たくさんの人数で、スレットが数が大きいほど、たくさんの仕事を、クロック数が大きいほど、効率的に】

行うことが出来る


ということになります。


ざっくり言ってしまえば

全ての数値が大きければ大きいほど



処理能力が高いということですね。


上記の例に出したPCでは

コア数が6ですので、6人のスタッフが

働いていることになります。





スレッド数も6ですね。

スレッド数はすべてのコアの合計仕事量なので、1つのコアは1つの仕事まで行なうことができることになります。

CPUによっては、6コア12スレッドのように1つのコアが2つの仕事をこなせる製品もあり、当然こちらのほうが性能は高いことになります。


また、クロック数は、単位ギガヘルツ(GHz)で表され

例えば

1GHzであれば、1秒間に10億回の処理を行えることを意味しています。


こちらも数字が大きければ大きいほど

処理性能が高くなります。



また「オーバークロック」といいますが

特定の重たい処理(映像編集や、3DCADの使用など)を

行う際にのみ、クロック数の上限を解放し、処理性能を高める機能を積んでいるCPUもあります。

PCの性能表では「倍率アンロック」と記載があるものが、この機能を搭載したモデルとなりますので、特に映像編集などを目的としてPCをお求めの方は注目していただきたい項目です。



CPUには、どんな種類があるの?



実は、CPUを製造している会社は、世界で概ね2社しかありません(本当はほかにもあるのでしょうが、この二社が世界シェアの9割以上を占めています)


アメリカの「Intel®」と「AMD®」の二社です。



世界シェアとしては、2000年代まではIntelが圧勝で、「Intelはいってる」で日本でも有名ですね。ところが2000年代後半から競りはじめ、今では世界シェアはほぼ互角となっています。


この二社のCPUをざっくり比較するとこんな感じ


Intel:高いブランド力と信頼。AMDと比べると、コスパは悪い(大衆向け)

AMD:後発のため導入PCが少ないが、性能が高く価格は安いのが一番の強み(玄人向け)


以前は映像処理に関して、AMDは、Intelに比べ劣っていましたので、忌避するユーザーもいましたが、現在は互角と呼んでいいかなと思います。


Intelのおもなブランド

メインブランド

Core-i9シリーズ:最上位モデル(野球に例えるならメジャーリーガー)

Core-i7シリーズ:ハイエンドモデル(野球に例えるならプロ野球選手)

Core-i5シリーズ:中堅クラス(野球に例えるなら高校球児)

Core-i3シリーズ:入門クラス(野球に例えるなら少年団レベル)

その他のブランド

Celeronシリーズ:廉価モデル。World、Excelなどの事務系ソフト、ネットサーフィン、動画視聴など軽い作業であれば支障ないが、3Dゲームはじめ重たい作業は厳しい。

Atomシリーズ:格安モデル。安かろう悪かろうで、性能は低いが、価格は安い。3万円前後の格安PCに導入されていることが多い。動画視聴も4K以上の容量の大きなものは難しい。



IntelのCPU製品(クリックするとAmazonリンクに飛びます)




AMDのおもなブランド

Ryzen Threadripper:最上位モデル。コア数、スレッド数ともに段違いの性能。

Ryzen9:上位モデル 映像制作、CADなど重たい処理もスムーズなクリエイター向け

Ryzen7:中堅上位クラス 映像編集、画像処理など無難にこなす性能でコスパ良好

Ryzen5:中堅下位クラス 映像編集、画像処理もほぼ支障なし、4K動画編集など重たい処理はさすがに思いレベル

Ryzen3:入門クラス 


その他のブランド

Athlon:ロースペックCPU。IntelのCeleronの対抗馬だが、導入しているPCはあまり見ない。


AMDのCPU製品(クリックするとAmazonリンクに飛びます)


AMD Ryzen 9 3900X

私がサブPCで使用しているCPUです。

12コア24スレッド。最高ですね。

そして驚きのコスパ。6万円って・・・。安すぎでしょAMD。



利用用途別で選ぶおすすめPC(CPU重視)

メーカーPC


■重視するポイント:コスパ ■利用用途:画像編集、イラスト製作、動画編集















これは、かなりコスパが良いPCですね・・・!

下にリンク張っておきますが、性能としては少し下の「Intel core-i 5」搭載の

Mac book proが150,000円弱なので、それに比較して、かなりお得です。

画面サイズも15インチとより大きく、SSD容量も256ギガで同程度なので、更におすすめです。

強いて言うならグラフィックカードがオンボード式なので、映像処理が少し苦手かなという印象ですが、それでも価格差7万弱であれば、Vivo bookのほうが買いだと思います。



■重視するポイント:性能 ■利用用途:動画編集、CAD、CG製作、ゲーム開発


レビューにもある通り、メモリが少ない(16ギガ)ので、たくさんのソフトを

この一台で済ませるのは、厳しいと思いますが、メーカーPCを希望する方は

主に、サポートの充実、詳しい知識がなくても使える気軽さ、ブランド力を重視される方だと思いますので、Amazonで気軽に買えて高スペックなPCという面ではよい選択だと思います。





剛丸の本音:正直BTOのほうがいい・・!


BTO

メーカーがパーツやと躯体を設計して、決められた選択肢の中でユーザーが購入するPCを

メーカーPCと呼びます。

反対に、ユーザーが自身でパーツを選び、自身で組み立てるPCを自作PCと呼びます。

BTOは、その中間で、ユーザーがパーツをカスタマイズして、メーカーが組み立てるPCのことです。メーカーPCに比べ、価格が安く、かつ専門知識が乏しくともオリジナルPCを製作できます。加えて、最近はサポートも充実しているので、お得に高性能なパソコンを使用でき、おすすめです。


■重視するポイント:コスパ/性能 ■利用用途:動画編集、CAD、CG製作、ゲーム開発

DAIV(Ryzen 7 3700X/RX5700/16GB/1TB(Gen4)/2TB/10Pro)

私もメインPCで、DAIVシリーズを利用しています。

BTOの雄、マウスコンピュータ社のクリエイター向けブランドです。

マウスコンピュータのHPからは、より詳しくパーツのカスタムを

行えるので、気になる方は下記リンクから覗いてみてください!
















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